「挑戦！」この言葉で日産労連主催によるクリスマスチャリティー公演「劇団四季ミュージカル」に鑑賞サポートを付ける取り組みがスタートしました。
1976年からはじめられた日産労連主催・クリスマスチャリティー公演には、毎年多くの障害のある子どもたちが招待され、優れた舞台芸術を鑑賞できる機会が贈られてきました。その歴史ある取り組みに、初となる鑑賞サポート（字幕、音声補聴、音声ガイド）を実施させていただけたのです。
この取り組みが実現できたのは、劇団四季さまの全面的なご理解とご協力のおかげです。そのきっかけをつくったのは日産労連さまの「チャレンジ（挑戦）してみましょう！」というひとことでした。
40年という長い歴史の中で、繰り返し届けれらてきたチャリティー公演。それだけでも素晴らしいことです。そこに字幕や音声ガイドといった鑑賞サポートを付けることで、今まで参加できなかった人が参加できるようになるかもしれない。より作品の内容を理解いただくことで、一人でも多くの子どもたちのこころに感動を残すことができるかもしれない。鑑賞サポートを必要としている子どもたちが潜在しているかもしれない。
これらの可能性を現実のものにするために今回の挑戦がスタートしました。
実施することが決まってからは、『よりよい字幕を届けたい』、『よりよい音声ガイドを届けたい』という思いから、何度もスタッフ間で話し合い、ブラッシュアップを繰り返しました。
いったいどれくらいの応募がくるのだろう？ということも気になりました。でも、実際に募集がはじまると驚くほどのニーズが潜在していたことが明らかになりました。
字幕を希望された人は74人、音声補聴は67人、音声ガイドは7名、点字パンフレットは12名もいました。これだけの人が必要とされてたことを知り、本当に驚きました。
「挑戦！」ではじまった今回の取り組みは、多くの方の鑑賞を支援することにつながりました。
全国には、もっとたくさんの鑑賞サポートを必要としている人たちがいます。この取り組みが全国に広がっていくことを願い、これからも私たちはチャレンジし続けていきたいと思います。
2016日産労連NPOセンター「ゆうらいふ２１」
第41回クリスマスチャリティー公演
こころの劇場 劇団四季ミュージカル
作品／王子とこじき
鑑賞サポート付き公演
日程：2016年12月12日（月）
場所：大阪（国際障害者交流センター）
主催：日産労連／特定非営利活動法人日産労連NPOセンター「ゆうらいふ21」
後援：内閣府／文部科学省／厚生労働省／日産自動車株式会社／日産自動車販売協会
協賛：全国社会福祉協議会／都道府県・指定都市社会福祉協議会／日産労連NPOセンター「ゆうらいふ21」会員企業・団体・個人