アドバイザーブログ

キャラバン・ワークショップが始まりました!!

 

6月最初の土日。日本財団DIVERSITY IN THE ARTSによる全国キャラバン・ワークショップがスタートしました。第1回目の会場は熊本。その後は仙台、京都・・・と続いていきます。詳しくは、日本財団DIVERSITY IN THE ARTSのホームページを参照ください。http://dita-pa.jp/

ということで、私も熊本に行ってきました。今回のワークショップは、サーカスアーティストの金井ケイスケさんによる表現力ワークショップでした。運営は、横浜を中心に全国で活躍されているスローレーベルのみなさん。そこで活用していたホワイトボード(行動支援ボード)を是非みなさんに知ってほしいと思ったので紹介します。

行動支援ボード

ホワイトボードには、「きょうのやること」として時系列でワークショプの内容が書きだされていました。時間はアラビア数字による表示のほかに針時計の絵が描かれていました。写真には写っていませんが、ホワイトボードの上には針時計がかけられていました。実はこれ、福祉や教育の現場では既によく使われている、障害のある人たちへのサポートのひとつなのです。

発達障害や強度行動障害のある人の中には、こだわりが強い人もいます。その人たちにとって今からおこなわれるワークショップの内容が時系列で分かっていることは、安心して参加できる材料になるのです。

視覚的にわかりやすく情報を発信しておくことで「何時になったら〇〇をする」ということがとても伝わりやすくなります。もちろん、ホワイトボードに書き出す以外の方法でもOKです。例えば、大きな紙に印刷したものを貼り出しておいたり、印刷物として配ったりという方法でもいいと思います。

みなさんの劇場や施設でも多様な人が参加するワークショップを開催する際には、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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