2月4日(木)、全国劇場・音楽堂等アートマネージメント研修会2016の公演企画情報プレゼンテーションに参加させていただきました。そこで事業企画「バリアフリーイベント支援プログラム」を大ホール舞台で発表させていただきました。
バリアフリーイベント支援プログラムは、障害のある方たちも文化に触れる機会を、劇場に訪れることができる環境を積極的に創っていくための支援プログラムです。
プレゼンテーションでは、兵庫県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター)での事例をもとに、実際にどのような取り組みをおこなっていったのかを簡単に紹介させていただきました。
プレゼンテーションの終わりには、鑑賞サポートのひとつである遠隔操作字幕による文字情報のデモンストレーションも披露させていただきました。特別な機材や専門家が劇場にいなくても、簡単に文字情報を提供できることを会場のみなさんにご覧いただきました。文字情報があることで聴覚に障害のある方や高齢で聞こえにくくなった方たちも劇場を利用することができ、文化や芸術を楽しむことができます。このことがきっかけで地域との交流が生まれ、人と人とのつながりが広がります。
発表後、デモンストレーションをみて驚いた方や興味を持たれた方など、たくさんの方から質問をいただきました。
「今あるイベントのひとつをバリアフリーイベントに変える」バリアフリーイベント支援プログラム。今回のプレゼンテーションをきっかけに、全国の劇場が誰もが訪れることのできる環境づくりに取り組んでいくことを期待します。
アートマネージメント研修会2016プレゼンテーション配布資料
全国劇場・音楽堂等アートマネージメント研修会2016
■日程
2016年2月3日(水)、4日(木)、5日(金)
■場所
国立オリンピック記念青少年総合センター
■主催
文化庁・公益財団法人全国公立文化施設協会