先日、ある会場で次のような質問をいただきました。
Q 聴覚障害のある方への(演劇)鑑賞サポートとして台本の貸し出しを予定していますが、聴覚障害以外の人から貸出し希望があった場合はどうしたらいいのでしょうか?断ってもいいのでしょうか?
もしかしたら同じような疑問を持っている人がいるかもしれませんね。
台本を貸し出す目的は何だったのでしょうか。
目的は鑑賞支援です。聴覚障害のある人に台本を貸し出すのが目的ではなく、事前に台本があることで鑑賞の手助けになる人に貸し出すことが目的です。
聴覚障害のある人の中にも台本の貸し出しは不要という人もいます。聴覚障害者ではないけれど、台本の貸し出しがあれば鑑賞の手助けになるという人もいます。大切なのは、その人にとって何があれば鑑賞の手助けになるのか、という情報をキャッチして提供することです。