アドバイザーブログ

全国アートマネージメント研修会2017に参加して

全国アートマネージメント研修会2017に講師として参加してきました。
思えば、昨年は小ホールで開催されたショーケース&プレゼンテーションにプレゼンテータ―として参加し、「バリアフリーイベント支援プログラム」を舞台上で提案していました。

あれから1年…

あっという間の1年でしたが、色々な人とご縁をいただくことができました。そのお一人である”しいの実シアター”の園山土筆さんが今回のアートマネージメント研修会に別の講座の講師として来ているのを知っていましたので、控室を尋ねました。園山さんは、障害のある人たちの表現や鑑賞についてとても関心をお持ちでしたので、私がかかわった実態調査の報告書を届けたかったのです。

園山さんに久しぶりに会えただけでもうれしかったのですが、園山さんから「いま聴覚障害のある人たちに演劇を届ける活動に取り組んでいる。あんたに連絡しようと思ってたんよ!」と言われた時は、胸が熱くなりました。

全国の劇場が、障害のある人たちも参加できるようになってほしいと思い、バリアフリーイベント支援プログラムや研修会などの活動をスタートしました。こんなふうに、出会った人から取り組みを聞かせてもらうと、やっぱりうれしくなります。

講座では、昨夏より取り組んできた実態調査の報告とバリアフリーイベント支援プログラムの実例を紹介しました。今回の講座でもたくさんの方とお会いすることができました。その方たちと一緒に誰もが参加できる環境づくりに取り組んでいければうれしいです。そして1年後、ひとつでも多くの劇場・文化施設に障害のある人たちが表現者として、鑑賞者として、運営者としてかかわることのできる環境が生まれていれば、なおうれしいです。

全国アートマネージメント研修会2017

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