アドバイザーブログ

枚方市生涯学習課職員研修「障害者理解について」

12月3日(木)から9日(水)までは障害者週間です。各省庁をはじめ、全国の自治体でも来年4月より施行される障害者差別解消法の対応要領づくりが急ぎ進められていることと思います。そんな中、12月2日に大阪府枚方市の生涯学習課ならびに生涯学習市民センターの職員研修「障害者理解について」に講師として参加させていただきました。

枚方市には生涯学習施設が9つもあります。そこで市民の交流を目的とした様々な活動が繰り広げられています。職員研修が開催された会場は牧野生涯学習センターでした。2階事務所前にある交流スペースにはたくさんの方が集まり、将棋を指したり新聞を読んだり、話をしたりしていました。

わずかな時間しか滞在しておりませんでしたが、ここは人が集まる場所なんだと感じました。

さて、研修です。私以外にもう一人講師がいました。ビッグ・アイの鈴木京子さんです。前半は鈴木さんがビッグ・アイの事例から障害者理解について話をされました。後半は、私が障害種別ごとの特性と対応方法やバリアフリーイベントの基礎について話をさせていただきました。

鈴木さんの話は、健常者と(聴覚)障害者の学生たちがひとつのダンスステージをつくっていくという体験を通してお互いが理解していくという話でした。ダンスステージづくりの中で聴覚障害者の学生たちがいったい何で困っているのかということに健常者の学生たちが気付けたことが理解への第一歩だったとおっしゃっていました。

一方、私の話はバリアフリーイベントづくり。イベントをつくっていく中で大切なことは「何で困るか」を想像することです。そのためには今から迎えようとしている観客のことを知ることからはじめてほしいと伝えました。

最後の質疑応答でも積極的に質問いただくなど、参加いただいた職員みなさまの真剣な姿勢がとても伝わってくる研修でした。

さあ、次は東京です。来年4月の施行に向けて、あわただしくなってきました。

Top