アドバイザーブログ

福祉の先輩たちと一緒に

ひょんなことから西宮市(兵庫県)の身体障害者連合会さんの『ガイドヘルパースキルアップ研修』の講師を引き受けることになりました。いつもは劇場の企画制作・運営のプロが受講生なのですが、今回は福祉現場で活躍されているガイドヘルパーさんが受講生です。中には20年以上の経験をお持ちの方もいらっしゃいます。

研修は80名近いヘルパーさんを対象に全4回実施され、障害者と支援者のよりよい関わりについて、私が経験してきた文化と福祉、劇場における誰もが参加できる環境づくりの側面から話をさせていただくのですが、果たして私の話が役に立つのだろうか…しかも、相手は20年越えのベテラン。実際に、私が研修室に入ると「若いね!」なんて声を掛けられる始末。でも、研修終了後には「目からうろこ!」「よかった」「劇場に行って声を届けます」といってくれました。

劇場は今、福祉との連携が必須になろうとしています。劇場側が福祉について理解を深めていくのと同様に、福祉に携わる方々にも劇場(文化芸術)について知ってもらい、参画してもらえるようになってほしいと思っています。今回の研修が、そのきっかけになればありがたいです。

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