アドバイザーブログ

バリアフリーイベント研修

2015年3月13日(金)、14日(土)の2日間にわたって障害福祉サービス事業所JOY倶楽部に研修に行ってまいりました。普段は体験することができない、とても充実した時間を過ごすことができました。研修で体験したことを今後の業務に生かしていきたいと思います。

  • 日程
    2015年3月13日(金)、14日(土)
  • 訪問先
    障害福祉サービス事業所JOY倶楽部
  • 目的
    2016年から施行される「障害者差別解消法」を前に、様々なバリアフリーイベントの現場を経験することでスタッフのスキルアップの底上げを図り、今まで培ってきた経験やノウハウを社会に役立つものへと発展させる。
  • 内容
    (1日目)
    ・施設内見学(①アトリエブラヴォ ②ミュージックアンサンブル)
    ・ミュージックアンサンブルの練習見学
    ・楽器積み込み作業手伝い
    ・搬入作業手伝い
    (2日目)
    ・職員/メンバーと現地へ移動
    ・会場入り
    ・仕込み/リハーサル
    ・本番前ミーティング
    ・本番(転換補助)
    ・片づけ/撤収作業

舞台仕込み作業をするスタッフ

<スタッフコメント>
 (藤巻コメント)
 今回は出演者のスタッフとしてのお手伝いでしたので運営面についてはあまり見ることができなかったのですが、「障がい者団体」ということだけでひとくくりにはできず、さまざまな考え方があることを改めて実感できた二日間でした。スタッフの方々が繰り返し仰っていた「理解できないのではない、わかるまで時間がかかるだけ。待ってあげることができないとダメ」という言葉が特に印象に残りました。イベント制作をおこなう際や情報サポートを考える際、健常者の感覚を当たり前のものとして考えていないか?不可能なこともあるけれど、企画内容や時間設定、説明方法など過去のやり方に固執せず柔軟な考え方を忘れないで今後の仕事に取り組んでいきます。
最後にスタッフのみなさんがとても熱い気持ちとプライドをもって日々の仕事に取り組んでおられる姿に身の引き締まる思いがしました。日々の作業に追われて気持ちのない仕事にならないよう、初心を忘れずに頑張りたいと思います。

(武田コメント)
リハーサルの見学をして思ったことは、障害者差別解消法により、ワークショップも障害の有無や種別に関係なく受け入れる態勢づくりが求められるのであれば、手厚いフォローと時間が必要だと思いました。弊社が関わっているワークショップでも目が離せない受講者もいますし、一般のワークショップでそこまでもっていくのはなかなか難しいことだと思います。しかし、そこをうまくアドバイスするのが今後のリアライズの役割になるので、いろんな条件や環境を想定したアドバイス方法をシュミレーションしていかないといけないと思いました。
これからはイベンターに対して、障害者アートだけでなく障害者も来場して楽しめる環境づくりを提案できればと思いました。ロックフェスやレゲエフェスなど、今後の音楽シーンに影響を与えられるきっかけになるかもしれません。

障害福祉サービス事業所JOY倶楽部

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